成人式の前撮り撮影のポージングで気をつけることには何がありますか?
前撮り撮影のポーズは基本的に自由ですので、自分好みのポーズや、やってみたいポーズがあるときはカメラマンに伝えておけば撮影することができます。
どのような点に気をつけると、写真映えするきれいなポージングができるのでしょうか。
ポージングで気をつけるポイント
カメラの真正面を向かない
これは、立つポーズと座るポーズのどちらにも共通するポイントですが、カメラの真正面を向くと立体感がなく「のっぺり」とした印象の写真になってしまいます。
正面からの撮影でも体は少しだけ斜めを向け、顔だけをカメラに向けるようにすると立体感が生まれ、生き生きとした印象になります。
後ろ向きの写真を撮るときも、カメラにお尻を向けるのではなく「斜め後ろ」になるようにするとよいですね。
また、着物の柄は左側がメインですので、前から撮るときは左側を少し前に出し、右側を少し下げるようにすると柄がきれいに見えますよ。
つま先はやや内向きで前後にずらす
こちらも立ちポーズ、座りポーズに共通するポイントですが、足をそろえるときはつま先をやや内向きにすると上品な印象になります。
さらに、完全にそろえてしまうのではなく、一方の足を少しだけ引いてつま先を前後にずらすと動きが生まれ、きれいな印象になります。
少し高めの場所に浅く座る
イスなどに座って撮影するときは、少し高めのイスに浅く座るとよいでしょう。
低い場所に座ると膝が高くなって脚が短く見えるだけではなく、着物の柄を存分に見せることができません。
また、深く座ってしまうと背筋を伸ばしにくくなるほか、背もたれで帯がつぶれる原因にもなります。
「座る」というより「お尻を少し乗せる」という感覚が近いかもしれません。
体を大きく広げない
袖の柄をよく見せるために腕を広げたポーズをとることがありますが、肘をまっすぐ伸ばして腕を大きく広げると見栄えが良くありません。
また、膝やつま先どうしが大きく離れる脚を開いたポーズは、着崩れの原因になるほか、振袖ではあまり美しくありません。
肘は体からあまり離さず、膝やつま先はそろえた状態をキープし、体を大きく広げないようにすると、着崩れ防止になるだけではなく、上品でおしとやかな印象になります。
袖に注意する
腕を伸ばすポーズなどでは袖がまくれ上がらないよう注意しましょう。手首が少し出る程度であれば問題ありませんが、あまりに腕が見えると上品な印象を損ねてしまいます。
また、振袖は一般的な着物よりも袖が長いため、座ったときに袖が床についたり、誤って踏んでしまったりすることがあります。
汚損や破損の原因となりますので、袖の位置や状態に注意してください。
まとめ
洋装と和装では立ち振る舞いに違いがあるため、ポージングにも微妙な違いがあります。
オリジナルのポーズを考えるときは、着物雑誌などを参考にするとよいでしょう。
また、やってみたいポーズがあるときは、イメージに近い写真をプリントしてカメラマンに渡しておくと、イメージが正確に伝わりやすく、美しい写真を撮影することができます。
振袖写真、成人式の記念撮影をご希望の方は、当スタジオにご相談ください。
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