大変!成人式当日が雨や雪でも、振袖を汚れからまもる対策方法4つ。
着物の準備や着付け、ヘアメイクの予約もして、準備万全で迎えた当日、雨や雪などが降っていたらどうすればよいでしょうか。
振袖をはじめとする和服は水に濡れるとシミができるだけではなく、生地が傷んだり色が落ちたりすることがあります。
泥などがつくのはもちろん、雨や雪などで濡らさないよう注意が必要です。
成人式当日が悪天候の場合
タクシーや自家用車で移動
雨や雪で振袖が汚れたり濡れたりするのを防ぐのには、なんといっても「外にいる時間をなるべく短くする」ということです。
家のドアから会場の入口までタクシーや自家用車で移動するドア to ドアにすると極力ぬれずに移動することができます。
タクシーは料金が気になるという方もいらっしゃるかもしれませんが、着物が大きく汚れた場合はクリーニングや染み抜きなどでタクシー料金以上の額がかかることもあります。
万が一のことを考えるとタクシーを使った方が安全といえるでしょう。
大きめの傘を使う
振袖を着ているときは帯を結ぶため、洋装のときに比べて体の前後に幅ができます。また、袖が長いため風などで揺れることもあります。
傘が小さいと帯や袖が傘の下から出て濡れてしまうかもしれません。男性用の直径70cmなど大きめの傘を使うとよいでしょう。
また、傘をさすときは肩に担ぐように持つのではなく、傘が雨を正面から受け止める方向に傾けるとよいでしょう。
例えば、風などがなく雨が上からまっすぐ降っているときは、まっすぐ立てて持ちましょう。
雨コートを使う
洋服用のレインコートは振袖や和服の袖に対応できませんが、和服用に販売されている「雨コート」であれば袖にシワなどをつける心配もなく雨で濡れるのを防ぐことができます。
呉服店のオンラインショップなどでは比較的安価な新品を購入できるほか、実用可能な古着として販売されていることもあります。
また、一般の呉服店などでも扱っていますので、天気予報などからある程度予想がつく場合は、事前に準備しておくようにしましょう。
すり足で歩く
歩くときかかとやつま先を大きく上げると履物の裏についた水滴が飛び、着物の裾を汚してしまいます。
足を地面からあまり離さず、できるだけすり足で歩くようにすると水が飛ばず裾の汚れを防ぐことができます。
また、大股歩きや早歩きをすると水がはねやすいので、小股でゆっくり歩くとよいでしょう。
まとめ
成人式当日が雨や雪の場合、対策をすればある程度の汚れを防ぐことは可能です。
しかし、対策をしていても濡れたり汚れたりすることはありますので、汚れたときに対応できるよう吸水性のよいハンカチを一枚携帯しておきましょう。
泥や水がついたときは水分が染み込む前に「トントン」と叩くように水分をふき取ってください。ごしごしとこすったり、濡れたハンカチで拭くのは避けましょう。